商品の価値を「論理的」に説明してもお客様には伝わりません・・・
訪問営業の営業パーソンが商品の特徴を延々話しても全然頭に入らず、欲しいとも思いませんよね。
人間は「感情」で物事を判断する性質があります。
「ヒトは感情の生き物だ」みたいな言葉を聞いたことがあるでしょう。
しかし、これを甘く見てる人が本当に多いです!!!!!
わたし自身、全国8000人の営業パーソンがいる会社で、常時上位3%くらい(240位以内くらいなのでTOP of TOPではないですが)に入り続け、営業を受けた側の感想から言っても、とにかく、全然ダメダメな営業が多いです。
あなたも、商品を買うには、感情を動かされた時に“買いたい”と行動しているんですよ。
だいたいが、「後付けで論理的な理由」をこさえてます。
では「感情が動く」とは一体どんな時なのでしょうか?
お客様に商品を買いたいと思わせる(感情を動かす)には3つの刺激をくすぶらせることが有効です。
さらにその刺激をストーリーにのせて説明することにより、感情を動かしやすくなるのです。
刺激がお客様の考えている期待以上であればリピートや紹介にもつながり、多くのファンを獲得することが出来ます。
それではその刺激を例えと一緒に説明していきますね!
論理を用いて感情に訴える丨五感を刺激して爆発的に生命保険の営業ノルマを達成する方法
論理を用いて感情に訴える①:五感を刺激する言葉で、具体的にイメージさせる
人間には五感が備わっています。
視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の5つですね。
これのいずれかを刺激すると人の感情は動きやすくなります。
もし、「1番が売れるんじゃないの?」って感じるようであるならば、あなたは営業センスがないので、営業担当から異動願いを出したほうがよいです(笑)
同じ唐揚げだったとしても、五感を刺激する言葉を追加するだけで、イメージの幅も断然に違ってきます。
秘伝のタレはどんな味なのだろうか、ジューシーな肉汁はどのように溢れるのか・・・と、脳や心が動かされるものです。
今回のケースではお客様にストーリーで説明する必要はありませんでしたが、お客様自身の心の中で食べた後の自分を想像(ストーリー化)することで感情が動いた例です。
論理を用いて感情に訴える②:ストーリーで伝えて、相手の好奇心を刺激する
テーマパークを想像して下さい。
USJやディズニーランドなどは定期的に新しいアトラクションが追加されお客様を満足させてくれます。
新しいアトラクションが追加されたと聞いて動くもの。
それが「好奇心」です。
- どんなアトラクションなのだろう?
- 見てみたいな!
- 行ってみたい!
など、好奇心という感情が動いているのが分かります。
もちろん、ただ新しければいいということではありません。
大型テーマパークはその魅力を、ドラマチックに演出しています。
ディズニー公式サイトで、どんなストーリーでアトラクションを紹介してるか確認してみましょう♫
テーマパークは全てのシーンでストーリーで演出しています。
そして帰るその時まで、その盛り上がった感情をうまく利用してお土産を買ってもらえるように、出口の近くにグッズ売り場を設置して、アップセルにも繋がっていますよね。
普段買い物に行って買わないようなグッズでも、動かされた感情であればつい買ってしまうのがテーマパークの上手な手法です(笑)
論理を用いて感情に訴える③:変化をストーリーで理解させる
通販番組が最たる例です。
お歳を召された女性がシミやそばかすに悩んでいるストーリーが展開されます。
自分の顔に自信が持てず内気な性格で人と会話が出来ないはずが・・・・たった1つの美容クリームを使うことで劇的に変化します!
変化した女性は外面だけでなく内面的にも綺麗に自信を持てるようになったというストーリーです。
このような通販番組を見て、自分も同じように変化したいと心動かされた人が多いと思います。
番組は商品を売っているのではなく、商品の価値をストーリー化し、感情を動かしているんですね。
変化を起こす刺激の他に、綺麗になった自分に自信を持つことができ、内面的に明るくなったという変化もプラスされています。
ノルマ達成のため、五感を刺激するストーリーで伝える練習をしよう!
いかがだったでしょうか。
商品を買いたいと思って頂くには感情を動かすことが必要です。
今回紹介した3つのポイントを全て当てはめる必要はありません。
状況に応じて3つのポイントの1つを当てはめてみて下さい。
商品のPRをやめ、商品の価値を提案することに集中してみると、きっと変化が出てくるはずです。