個人事業主や、フリーランスといった「個人」を主体に活動をされている人達におすすめのマーケティング手法があります。それが「セルフブランディング」です。
今回の記事では、セルフブランディングの中身を掘り下げるのと同時に、どうすれば正しいセルフブランディングを実践していけるのかを紹介します。
うまくいかない痛々しいセルフブランディングは卒業!生命保険営業で使える正しい方法
セルフブランディングとはそもそも何?
セルフブランディングとはそもそも何なのでしょうか。それは個人の「ブランド=収益力」を確立することです。
そして、その上で「あなただから仕事をお願いしたい」と思わせるための方法を指します。
セルフブランディングを構成する3要素
セルフブランディングを構成する3要素は以下の通りです。
- 認知度⇒自分のブランドの存在を認識している人がどれだけいるのかという度合い。
- 知覚品質⇒日々接するブランドに対する情報や買い手の体験により形成されるブランドのイメージ。
- ロイヤリティ⇒「口コミ」や「リピート」等といった、ブランドに対する顧客の忠誠度。
この3要素を高めることができれば「この人が生みだしたブランドに間違いはない」と思ってもらえることに繋がるでしょう。
また「顧客のロイヤリティ=リピート率」が向上すれば売り上げも安定し、多額の広告費をかけなくても集客率が上がります。
セルフブランディングを行う上でのメリット
セルフブランディングを行う上でのメリットは以下の通りです。
- 市場で差別化ができ、他のブランドと比較検討されずに自分のブランドが選ばれる。
- 信用と実績が結びつけば、相場よりも高い価格=プレミア価格で選ばれるようになります。
①が上手くいけば、不特定多数に印象付けをすることができ、ゆくゆくは営業活動をあまりしなくても依頼が来るようになります。
②それ相応の信用の基盤ができていることで安定した収益が見込めます。また、コラボのオファーも見込める可能性が高くなるでしょう。
間違ったセルフブランディング
「間違ったセルフブランディング=痛々しいセルフブランディング」とはどういったものなのでしょうか。それは「自分を凄い人物のように演出すること」です。
まだ、自分が実績を出していないのにも関わらず、さも結果を出しているかのようにアピールするやり方は長く続きません。
実力と明らかに乖離するような自分を演出している人達が、俗に言う「痛々しいセルフブランディング」をしていると認識されています。
正しいセルフブランディングの実践方法
以上のことを踏まえた上で、正しいセルフブランディングのやり方を紹介します。
- 多くのプレイヤーがいる中で、「特別」な存在として認識してもらえるようにすること。
- 理想世界を決める。
- 自分の専門分野を決める。
- プロフィールを作成する。
①のポイントは「全ての人々にとっての特別になろうと考えない」ことです。八方美人になるのではなく、自分に合ったターゲット(年齢・性別・仕事・家族構成・趣味・価値観等)を厳選し、長く認識してもらえるように心掛けましょう。
②の理想世界とは自分と関わった人々が「どんな世界・未来に行けるのか」を明確にする作業で生みだされるイメージのことです。「自分が何をできる人なのか」を明確にしない限り、人は関心を向けることはありません。よって、イメージ作りは大切な作業です。
③の専門分野を決める際に「売れたい」と思うがあまり、沢山の肩書を用意しがちになりますが、それでは駄目です。相手の印象に残るためには1つに絞った方が効果的になります。
そして、独自性だけを優先するのではなく、ターゲットが理解できるベーシックな肩書を用意することも忘れてはなりません。
④のプロフィールは自分のことを詳細に知ってもらい、信用や信頼を得るために作る企画書のようなものです。但し、いきあたりばったりに自分の情報を載せても相手にはほとんど何も伝わりません。
まずは、概要(肩書、経歴、実績、コンセプト、活動内容)を考え、その上でストーリー(現在、過去、未来)を作り「個性=価値観や信念」を詳細に伝えていくようにしましょう。
そして、情報発信の際にはブログやSNSをふんだんに利用しましょう。
成約率や年収アップのためには、独りよがりになっていないか気をつけて!
セルフブランディングの間違ったやり方及び信頼を勝ち取るための方法を紹介しました。
ポイントは「自分の力量を図った上で、何ができるのかを誠実な姿勢で伝えていくこと」にあります。
売れたいと思うがあまり、独りよがりになるのではなくて周りの目をどれだけ意識して活動するのかが、成功する鍵です。