国内旅行保険と海外旅行保険とはどのようなものか、国内旅行保険と海外旅行保険ではどう違うのかを見ていきましょう。また日系保険会社と外資系保険会社の違いについても見ていきます。
営業トークの糸口に!旅行先でも生命保険を使いたい!海外保険と国内保険の違い
生命保険の営業マンの基礎知識!国内・海外の旅行保険の比較
国内旅行保険とは
国内の旅行を目的として、家を出てから帰宅するまでの間に起きたケガで死亡、後遺障害、入院通院、手術になった場合に保険金が支払われます。そして、他人のものを壊してしまった場合の補償や所持品が盗まれてしまったときの補償もされます。また、ウイルス性食中毒、細菌性食中毒になった場合も補償されます。
海外旅行保険とは
海外旅行の目的として家を出てから帰宅するまでに起きたケガで死亡、後遺障害、入院、通院、手術になった場合に保険金が支払われます。そして、他人のものを壊してしまったときの補償や所持品が盗まれてしまったときの補償もされます。また、旅行先で病気になった時の治療費も保証され、ウイルス性食中毒、細菌性食中毒になった場合も補償されます。
国内旅行保険と海外旅行保険の補償の違い
国内旅行保険 | 海外旅行保険 | |
旅先で病気になった時の治療費 | 補償されません | 補償されます |
旅程が保険期間中に変更になった場合 | 変更手続きは必要なし | 変更手続きは必要です |
生命保険の営業マンの基礎知識!国内・海外の保険会社の比較
次は、国内保険会社と外資系保険会社の違いを見てみましょう。
日系保険会社とは、その名の通り日本の保険会社です。
それに対し海外の外資系保険会社とは、海外の保険会社、或いは外国人が3分の1以上の株式・持ち分を所有している保険会社のことを指します。
外資系と日系の大きな違いとして、保険商品の販売形式があげられます。
日系保険会社は、1つの保険契約に対し、その契約商品に関連する特約を付けて、1つのセットとして販売するケースが多いです。
それに対して外資系保険会社は一つ一つの保険契約を分け、それぞれを単品として販売している会社が多いと言えます。
外資系保険会社のメリット
先述した通り、外資系保険会社では、保険契約が個別に分かれているため、自分にとって必要な保険を選んで加入することができる場合が多いです。必要な補償のみのシンプルな契約にできるため、保険料を抑えることも可能になります。
また外資系保険会社は国内の従業員数が少なく、人件費があまりかかっていないことも、価格が安い理由の一つです。
外資系保険会社のデメリット
外資系保険会社のデメリット①:保険の知識が必要
先述の通り、保険契約がここに分かれている為、自分の必要な分だけ契約することが可能です。自分で必要な保険を選ぶということは、裏を返せばどんな保険が必要・不必要化を自分で判断すると式が必要ということになります。
外資系保険会社のデメリット②:日本から撤退する可能性がある
外資系保険会社はもともと海外に拠点を置く会社なので、日本での採算が取れない場合、日本から撤退してしまう恐れがあります。その場合、契約自体がなくなることはありませんが、その後のサポートや相談、対応などが受けにくくなってしまいます。
日系保険会社のメリット
外資系保険会社と日系保険会社のもう一つの大きな違いとして、サポート体制があげられます。日系保険会社は国内に多くの従業員がおり、有事の際にも丁寧な対応を受けることができます。早急な対応、給付金などの手続きが必要になった際、すぐに対応してもらえます。
また、家族構成やライフスタイルの変化により必要な保険の種類や内容が変わった場合も、担当者が丁寧に説明してくれます。
日系保険会社のデメリット
日系保険会社のデメリット①:手厚すぎる契約をしてしまう可能性あり
先述した通り、保険の営業員がざまざまな特約を付け、ひとつのセットとして販売する形式の為、重要性の低い特約まで加入してしまう場合があります。
日系保険会社のデメリット②:価格が高い
多数の従業員の人件費や多くの特約によって、保険料が外資系保険会社に比べて高くなってしまうことが多いです。
外資系保険会社と日系保険会社の違いは解消されてきた
かつては、外資系保険会社と日系保険会社では、保険料やサポート体制、保険商品の選び方で違いがありました。しかしながら、インターネットの普及とともに違いが解消されつつあります。
解消された違い①:保険料の差がなくなってきた
日系保険会社は、営業所を数多く設け、販売員も数多く抱えています。営業所や販売員が多いということは、店舗維持費や人件費がかかるということですから、どうしても保険料が割高になってしまいます。しかし近年インターネットを通じて、日系保険会社も営業所は販売員を通さずに保険の営業を行うようになってきました。外資系保険会社と同様、保険会社が個人に直接保険商品を販売できるため、保険料も外資系保険会社とそん色ないほど下がっています。
解消された違い②:サポート体制の差がなくなってきた
外資系保険会社では、保険商品について疑問がある時、また、保険金の支払いを申請する時は、保険会社の契約者用の電話窓口に問い合わせることが一般的です。
近年、日系保険会社でも疑問点や保険金の請求は、電話で行えるようになってきました。実際に、営業所や販売員経由で保険契約を行った方でも、相談や請求は電話で行うことがあります。
電話が苦手な方には、メールやフォーム、チャットなどの窓口を設け、自宅にいたまま気軽の問い合わせできるように配慮している保険会社もあります。
解消された違い③:保険商品の選び方の差がなくなってきた
かつては日系保険会社では様々な補償をパッケージにして販売するスタイルが一般的でした。
しかし近年、様々な保険会社の商品を比較しながら紹介する保険代理店が増えてきたことを受け、外資系保険会社のお湯に必要な補償を必要なだけつけるオーダーメイド型が一般的になってきています。また、インターネットで簡単に特約を選べることも、IT系保険会社における保険選びがオーダーメイド型にシフトしてきた一因です。
生命保険の営業マンは、自分で調べて保険を学ぼう!
これまで、海外保険と国内保険の違いについて見てきました。いかがだったでしょうか?
とにかく、外資系保険会社でも興味を持ったら、自分で資料を請求したり、問い合わせて保険の知識を増やすことをお薦めします。自分に何が必要な保険で何が不必要かしっかり見極めて、自分に合ったベストな保険に加入するようにしましょう。日系保険会社も外資系保険会社も一長一短あり、どちらがよくてどちらがダメというものではありません。よくよく比較してみましょう。